2015年10月30日のメールマガジンの内容をご覧になれます。

2015年10月30日発信

 

■目次と見どころ


 

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1.近況報告

 

2.今週の一冊

経営者になるためのノート(PHP研究所)

 

  1. 今週のニュース・記事

日本IBM北氏「経営陣が責任をもって率先すれば社員も付いてくる」――“One IBM”
の働き方改革(business network.jp)

 

  1. その他(セミナー情報など)

HRカンファレンス2015秋の情報がリリースされました。

おかげさまで、1週間で満員御礼となりました。ありがとうございます。


 

  1. 近況報告

先日、とある企業の若手の方向けに研修のフォローアップを行った。

1人30分、集合研修の受講者の隣りにお邪魔をし、1ヶ月前に実施した研修の

実践状況を確認する。

また、受講者一人ひとりの課題をその場で伺い、解消方法をお伝えする。

30分しかないため、一人ひとりと真剣勝負を必然的にすることになる。

 

今回は若手の方向け、ということもあったが9割以上の方はタスク管理が

できていなかった。

さらに、「紙資料」、「デスクトップ」、「メール」の整理整頓にも課題がある方が

半数程度いる。

 

しかし、中には1人だけ、「紙資料」、「デスクトップ」、「メール」、そして

「タスク管理」も完璧な方がいた。

 

誰に教わることもなくできているのだろう。恐らく、弊社の研修を受講する

前からもできているはずだ。

 

一方で、9割の若手の方は最近一気に仕事量が増え、仕事を処理し切れず

あふれかえっている状態だ。

むしろ、こちらのほうが普通で、ボリュームゾーンだと考えなければいけない。

 

仕事にあふれると、目の前の業務に集中するあまり、まずタスク管理をしなくなる。

そして、5分でできるような紙資料やデータの整理を怠り、袖机とデスクトップが

グチャグチャになってくる。

メールも溜まって、受信トレイがメールであふれかえってくる。

このような状況が続くと、仕事の目的を見失ってしまい、仕事が作業と化す。

 

ゆえに、まずは30分のうち10分程度で、「紙資料」、「デスクトップ」、「メール」を

一気に整理整頓してしまう。

どうしても10分でできないくらいグチャグチャだと宿題にする。

残り20分で、タスク管理を一人ひとりの課題に沿って解消方法をお伝えする。

 

例えば、「スケジュール通り予定が進められない」ということであれば、

タスクの洗い出しが甘いか、スケジュールにバッファがないか、のいずれかか、

複合しているケースがほとんどだ。

 

「日々のタスク管理はできているものの、週単位で管理できていない」という

ことであれば、月間の予算や作業量から週に落とし込むことができていない。

月間の予算にしても、たいてい目の前の業務にだけ目がいってしまっているので、

「月間の予算を必達するために必要なタスク量」をまず洗い出してもらい、

そこから逆算する。

 

当たり前、といえばそうなのだが、現実問題として9割以上の方が自力で

身につけられていないため、この企業の選択は正しい。

 

私としても、このような基礎を身につける機会に恵まれず苦労した若手を

たくさん見てきている。

一方で、基礎を身につけ、自身の持っているパフォーマンスを発揮できるように

なった若手も多く見てきている。

その人たちが、今度部下を持つ立場になったら、必ずいい指導ができるようになる。

 

ゆえに、より多くの若手(~中堅も)に基礎をご紹介していきたいと

改めて強く思う機会となった。

 


 

  1. 今週の1冊  経営者になるためのノート(PHP研究所)  

 

【書評】

引き続き、ファーストリテイリング柳井会長の書籍紹介です。

今回は第三章の「チームを作る力」をご紹介します。

 

今回も、柳井会長の言葉がジーンと胸に染みてきます。

●一〇〇パーセント全力で関与すること以外に人は変わらない

の箇所は、部下を持つ方であれば絶対に読んでいただきたい

箇所です。

 

リーダーは、一人の上司として部下に関わる時には、部下に対して、その

個人が納得するまで一〇〇パーセント全力で関与する。これ以外にありません。

 

これをずっと続けるのは非常に難しいことだと思います。私もできている

ときよりも、できていないときのことのほうが多いです。

 

しかしがら、上記実感があるときには部下と必ず良好な信頼関係が

築けていると感じます。うまくできていないと感じるときには、その後

トラブルに発展しています。

 

●任せる時は、ゴールイメージを必ず最初に共有せよ

も必読です。「パレートの法則」を例に研修中、仕事を依頼するときには

80点(合格点)、100点(完璧)の明示とそれらのイメージを伝える重要性を

ご紹介しています。

80点の仕事を100点にするには、そこから4倍時間がかかるため、段取りも

全く変わってきます。また、80点、100点のイメージを伝えずして、上司の

イメージ通り仕事をできる人はまずいません。

 

上司はしっかりイメージを部下に伝える丁寧さが必要であり、部下は

上司からイメージを聞き出す粘り強さが必要なのだと思います。

 

【本文抜粋】

第三章 チームを作る力 経営者は本物のリーダーあれ
 

●利己的なリーダーはチーム作りに失敗する

では、チームを作っていくためには、どんなことが必要なのでしょうか。

分かりやすくするために、リーダーとしてうまくいかない人の話をまずします。

リーダーとしてうまくいかない人は、自分だけが勝とうとする人です。

リーダーというのは、チームを勝利に導く人です。よろしいですか、非常に

大切なところです。リーダーは自分だけを勝利に導く人ではないのです。

リーダーとは、目標を共有し、チームのメンバーに達成感、成長実感、

あるいは自己実現といった勝利の美酒を、たっぷり味あわせてあげる、

そんな気持ちでチームの輪の中に入って、チームの先頭に立って、メンバーに

向き合っていくことができる人なのです。そして、そのことによって自分も

一緒に達成感、成長実感、自己実現を味わえる人なのです。

 

●一〇〇パーセント全力で関与すること以外に人は変わらない

しっかりとした人間関係がない限り、その組織は機能をほとんど発揮しません。

人間関係というのは、先ほどの項で述べたように信頼関係と言い換えても

いいでしょう。その第一歩であり、かつ永遠に大切にしなければいけない

ことが、言行一致と首尾一貫というリーダーとしての誠実な姿勢だと

言いました。では、そういう姿勢を根底に持ったうえで、一人ひとりの部下と

直接関わる時には、どの程度関わったらいいのでしょうか。これはよく

聞かれる質問です。答えは単純明快です。一〇〇パーセントです。

リーダーは、一人の上司として部下に関わる時には、部下に対して、その

個人が納得するまで一〇〇パーセント全力で関与する。これ以外にありません。

どこまで関わるというのはないのです。一〇〇パーセント全力で関わる。

それ以外に人が変わる、本当に心が動かされるということはないのです。

表面上だけ付き合ってその人が変わるきっかけになるということは、

人間関係においてありえないことです。

 

●任せる時は、ゴールイメージを必ず最初に共有せよ

さて、ここで一つ、任せる時の注意点を加えておきます。メンバーに仕事を

任せる時は、リーダーとして本質的に達成してほしいことやその基準を

最初にしっかりとすりあわせておくことを忘れないようにして下さい。

それがすりあっていないうちは、すりあうまでコミュニケーションをする。

すりあっていないうちは任せないようにするということです。

もちろん先ほど述べたように、途中でも、その確認はするということです。

これがずれていると、本人は頑張ってやっているつもりだったのに、

リーダーが求めているものと違う成果になってしまいます。これはお互いに

不幸を招きます。気をつけなければいけないのは、メンバーの中には、

リーダーの言っていることを聞いているふり、分かったふりをする人が

いるということです。リーダーはそこに敏感でなければいけません。

聞いているふり、分かったふりをしているなと感じたら、メンバーが

分かるまで、納得がいくまで、しつこく話をすべきです。譲ってはいけない

ものを甘くしてはいけないのです。任せようと思ったら、そこのところを

あいまいにしてはいけません。こちらはそれをやってもらえるのだ、

分かってやっているものだと思う。向こうはそうではない。そうすると

最終成果にずれが発生します。このことが、お互いの信頼関係に亀裂を

入れることにもなります。

 

【目次】

序章:経営者とは

第一章:変革する力

第二章:設ける力

第三章:チームを作る力

第四章:理想を追求する力


 

  1. 今週のニュース・記事

 

日本IBM北氏「経営陣が責任をもって率先すれば社員も付いてくる」――“One IBM”
の働き方改革(business network.jp)
 
「働きやすい制度」が生産性を下げてしまう理由(Newsweekjapan)
 
残業時間 減らすには 裁量労働、拡大論議へ(日経新聞)
 
ブラック企業大賞候補を発表、セブンイレブン、ABCマート、明光義塾、アリさん
引っ越し社など(IRORIO)
 
「日本の企業はおかしい。欧米の企業から見たら……」ベネッセ・原田氏の働き方
(1/5)(ITmedia)

 


 

  1. その他(セミナー情報など)

 

HRカンファレンス2015秋の情報がリリースされました。

おかげさまで、1週間で満員御礼となりました。ありがとうございます。
 


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