19.過多にならない工夫
今回の記事は、メールとチャットが過多にならない工夫を解説します。
テレワーク環境における留意点も説明します。
目次
1.メールとチャット処理の時間回数
2.仕事終わりと仕事始めの処理
3.まとめ
4.イントロダクションの動画
5.動画版本編を無料で視聴したい方はこちらから
1.メールとチャット処理の時間回数
まずメール・チャット処理においては、時間を使いすぎないための工夫が必要です。
テレワーク環境だと一日中メール・チャット処理に追われないよう、処理の回数を柔軟に増やすことも良いと思います。仕事終わりと仕事始めに、しっかり処理しきっておくことをぜひ大切にしてみてください。
メール、チャット処理の依存症にならないようにしましょう。
仕事全般の中にメールなど、チャット処理が割り込んできてしまうと、それらに振り回されてしまいます。
なので、成果主体の人になるためにメールとチャット処理の時間回数をしっかり決めておいて処理している時間と、あって成果に直結する業務、成果を生み出す時間というこの2つに色分けすることがポイントでした。
テレワーク環境だとメールやチャット処理の回数そのものを増やしても大丈夫です。
というのも、先ほどのパレードの法則もそうですし、対面での確認が減る分、メールやチャットの量というのは増えるはずなので、その分回数が増えても良いと思います。
一日3回でも5回でも7回でも10回でも、場合によってはそれ以上あっても大丈夫です。
2.仕事終わりと仕事始めの処理
特に気をつけていただきたいのがこの仕事終わりと仕事始めの処理の徹底度です。
もう全部処理し切ってしまうくらいの勢いがよろしいかと思います。
なぜかというと仕事終わりはスッキリ感を味わった方が良いからです。テレワーク環境だとオンとオフの切り替えが難しいこともあるので、「きっちり100%終えられたな」というスッキリ感と安心感を得られるように、仕事終わりに処理しきるということです。
仕事始めも、今自分の手持ちの業務が無いと、自分の手元にあるボールがないことがまた安心感など1つの事に集中できるという証拠になりますので、仕事始めは集中できるように。またボールは処理し切ってしまうことを大切にしてみてください。
なので、仕事終わりと仕事始めです。メール処理、チャット処理徹底して日中の業務ですね。
日中の業務の成果を出す時間帯というのが1番大事ですので、ここで集中して取り組めるようにしましょう。
3.まとめ
・メールとチャットは過多にならないように時間と回数を決めることが大切。
・仕事終わりと仕事始めの処理を徹底することが重要。
4.イントロダクションの動画
5.動画版本編を無料で視聴したい方はこちらから
執筆者
株式会社プロスタンダード 代表取締役社長 若林雅樹
新卒で株式会社インテリジェンス(現パーソルキャリア)に入社し、一貫して人事を経験。全社5,000人の働き方改革プロジェクトを任され、残業時間削減に貢献。会社設立後は、全社の働き方改革を人事として推進してきた経験を活かし、全社単位での残業削減、生産性向上を支援。コンサルティング先のクライアントは数百億企業から1兆円超え企業と多岐にわたる。また、独自のナインウォールズメソッドを活用して、再現性のある成果をクライアントに提供している。著書は「メールはすぐに返信するな。」(KADOKAWA)。